久里浜駅近くの歯医者「久里浜さくら歯科医院」の審美歯科のページです。

美しく健康な口元をつくることを目的とした治療を行う診療メニュー、それが審美歯科です。詰め物や被せ物などの治療跡が気になる方、より美しく健康的な笑顔を手に入れたいと考える方におすすめです。

虫歯治療に使用される銀歯には、「12％金銀パラジウム合金」が使用されています。比較的耐久性に優れ強度もある素材ですが、以下のようなデメリットがあります。

白い歯列の中に銀歯があると目立ってしまいます。たとえ奥歯でも大きく口を開けたときにほかの人に見える心配があるため、それがコンプレックスにつながってしまうこともあります。また、銀歯の金属成分が溶け出し、歯や歯茎が黒く変色することもあります。

溶け出した金属成分を唾液と一緒に飲み込み、それが体内に蓄積されることで金属アレルギーを引き起こす可能性があります。

銀歯はセメントを使って自分の歯と接着します。これは隙間を埋めているだけなので、だんだんセメントが溶けだし、そこに隙間が生じます。そのため、その隙間に汚れ・細菌が入り込み、虫歯になりやすいというリスクが伴います。

「保険か、それとも自費か」。これは、患者さんにとっての迷いどころだと思います。たとえば、前歯などの被せ物に使う材料は、保険診療では歯の色に近いレジンという歯科用プラスチックに限られています。一方、自費診療ではレジンよりも強度・透明感があり、細かな色調にも対応できるほかの素材を選ぶことができます。そのため、隣の歯とそっくりにつくることができ、変色も少ないため、治療当初の色調や光沢を長期にわたって維持することができます。

さらに、自費診療で選べる素材は表面がとてもなめらかで汚れが付きにくく、その結果、虫歯・歯周病のリスク軽減にもつながります。自費診療の素材にはこのようにさまざまなメリットがあり、やはり保険診療の被せ物とくらべた場合、「費用をかけただけの、またはそれ以上の」良さがあると言えるでしょう。

当院は、このような素材の良さをできるだけ多くの患者さんに感じてもらえるよう、自由診療の料金をなるべく安く設定しています。同じエリアの中でも、比較的安価に自由診療を選べるクリニックを目指しています。もちろん、コストを下げるためにいい加減な材料や技工所を使うことはありません。10年以上お付き合いさせていただいている、本当に信頼できる横浜市内・横須賀の2箇所の技工所にお願いし、精度の高い技工物を提供しています。

また、当院では矯正、インプラントなどの治療は行っていません（一部の床矯正を除く）。歯科医師になって25年以上。診療科目として「矯正」「インプラント」の看板を掲げても良いくらいの知識・技術は身についていると思います。講習会にも多数参加し、それだけの勉強をしてきました。しかし、矯正・インプラントについて学べば学ぶほど、「保険診療と並行して患者さんに治療をご提案できるほど、簡単なものではない」という思いが強くなりました（インプラント治療、また矯正治療の多くは自費診療となります）。少し言い方は悪いかもしれませんが、「片手間」に行える治療ではないと思うのです。実際に、私の知っている矯正・インプラントを行う先生方は、むしろ保険診療の方が片手間になっている印象があります。

正直にお話しますと、業者が主催している講習会に参加したドクターなら、矯正もインプラントも診療科目として看板に掲げ、患者さんに治療を提供することが可能になります。しかし、それはあくまでも法律上では許されるというだけで、安全・確実な処置ができると保証されているわけではありません。本当の意味で患者さんにとっての最良の治療を提供するためには、たくさんの症例をこなすことが必要なはずです。そして、症例をこなしていく過程には、未熟さゆえの「トライ・アンド・エラー」があってもおかしくありません。

高額な治療費を患者さんからいただいているにもかかわらず、そのお口で「トライ・アンド・エラー」をしつつ歯科医師のスキルアップの踏み台に使うような今のやり方は、私たちにはどうしても受け入れられません……。こういった、常にアップデートが必要な技術を要する処置は、私どものような患者さんから費用をいただき保険診療と並行して治療を行う一般開業医ではなく、基本的には利潤を追求しない大学病院などの研究機関で行われるべきではないか？　その方が、安心で、そして確実だというのが私たちの考えです。

インプラントは比較的新しい技術で、精度の高い治療が実現されれば魅力も多い治療法です。そのため、院内でインプラント治療を提供していれば、「インプラントありき」の治療方針になってしまいがちだと思います。しかし、当院は多くの講習会参加で得た知識を活かしながら、フラットな立場から患者さんにとってのより良い治療法をご提案したい。そのように考えています。

……とこのように長々と、矯正・インプラント治療を行っていない言い訳をいたしました。このようなことが言えるのは、もしかすると、近くに信頼できるインプラント科・矯正科が揃っている神奈川歯科大学があるからかもしれません。神奈川歯科大学がある横須賀中央までは、当院から10分ほど。このように近い距離に信頼できる機関があるからこそ、当院が一般開業医として「本当の意味で、患者さんのためになる治療」に専念できる。そのようにご理解いただけると幸いです。

歯の神経を取って被せ物をする場合、神経のあった部分を補強するために入れる土台をコアといいます。金属製の「メタルコア」は、被せ物の白さがどうしても濁ってしまいますが、白い樹脂製の「ファイバーコア」は、被せ物の白さを損なうことなく、美しい仕上がりを実現します。

銀歯や歯の黄ばみが気になっている方は、ぜひ当院にご相談ください。審美治療で、思い切り笑って、思い切り楽しめる毎日を手に入れましょう。